Hirokiです。
私は今、ある交差点に立っています。
この交差点。渡ろうか、渡るまいか。
迷ってる。
渡っていいのか?
行っちゃえば、きっと引き返せないだろうな。
未来にいって、結果を知ってからにしたいな…。
吐き気がする。
私は、この2年近く大きな荷物を背負って生きてきました。
日に日に重たくなるばかり。
荷物は私に言う。
「下ろしなさい。もっと優れていて、貴方にピッタリな荷物があるから」
確かにそうなんだ。
新しい荷物は、そこいらじゅうに沢山ある。
でも、私はこの、重たい荷物が好きだ。
けれど、意思の疎通もとれず。
本当に必要なのかも、今となってはハッキリ分からない。
私は思った。
この荷物を背負ったまま、他の荷物を持つことは不可能だろうか?
嫌になる。
具直なまでに、不器用なんだよ。
私には、絶対に無理だ。
昔はこんなこと、考えもしなかったんだ。
皆のところにも来たでしょ?
気付いてない奴のほうが多いかな?
それは、まだ俺が子供だった頃。
ある日、保険屋のオバハンが俺を訪ねてきた。
いろいろ言ってきたけど、俺には興味すら持てなかった。
「うるせーっ!帰れコノヤロー!!」
ボコボコにして、塩まで撒いて追い返したよ。
でもあれは、よく考えると…
俺だったんだなぁ。
保険のオバハンの格好をした、俺だった。
今もまだ、ゴミ箱には、その時のパンフレットが入ってある。
拾い上げて、パンフレットの表紙を見たら。
『人生保険』
そう書いてあったよ。
いつだって、コイツには加入できんだろうなぁ。
いつからだ?
いつからこんな、ふざけた人間になった?
私は、ソイツがとても魅力的だと思ってしまったんだ。
賢い選択だろうな。
だけど、そんなもんに入っちまったら…。
もう、私は私じゃなくなるだろうな。
初めてなんだよ。
27年生きてきて、初めて思った。
上手いこと、賢く生きたい。
言いたくないけど、終わってんな…俺。
今日は週末。
明日から、また新しい一週間が始まる。
自分を取り戻す為、背筋を伸ばして生きていこう。
Hirokiでした。
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